防災への取り組みについて

  • 法人・行政・自治会関係者の方へ
  •  東日本大震災の発生後、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震など警戒すべき災害に備える対策が求められてます。 地震大国日本だけに、いつどこで地震が起きてもおかしくないと考え、日頃から備えておくことが大切です。 防災対策における様々な課題を解決するためには、自助・共助・公助が互いに連携し協力しなければなりません。 平成7年の阪神・淡路大震災の教訓から公助、すなわち行政による救助・支援などの緊急対策とその対応能力には「限界」があり、災害対策には自助・共助が極めて重要であるとされています。 住民相互が支え合う共助という点において、本製品サイバシが地域社会の安心・安全に貢献できると考えています。
     本製品サイバシは電動アシスト自転車用バッテリーを活用し電源を供給すること給電システムです。 電動アシスト自転車は年間40万台販売されており、今後も普及がすすむと見込まれています。 車種別の平均使用頻度では、「電動アシスト車」が13.5 日/1 ヵ月と最も多いことから、発災時においてもある程度の充電量が期待できます。 充電量が少ない場合でも携帯・スマートフォンを数回充電が可能です。 小学生にも普及しはじめている携帯電話・スマートフォンは最も身近な通信機器であり、特に災害時には情報収集・安否確認をするために欠かせません。 災害時に充電ができるということは、通信機器のバッテリー残量が少ないことへの不安を解消し、冷静な行動を促すことができると考えます。
     しかしながら発災直後から停電復旧までの期間は急激な充電需要の高まりに対して、電源の確保が困難である状況が予想されます。 地域の特色を活かし電動アシスト自転車用バッテリーという資源を有効に利用できれば、より多くの人に電源を供給できます。 地域社会において住民が互いに支え合う自主防災の意識が向上し、サイバシを通じて電動アシスト自転車用バッテリーという電源を共有できる地域社会の実現に積極的に取り組んでまいります。

    「サイバシ01」カタログ(PDF)

サイバシを利用する目的

・家庭の電動自転車用バッテリーを非常用電源として有効に利用する
・災害時の電源供給源不足に対する不安を解消する
・共助による自主防災意識の向上を計る

サイバシ開発の背景

・停電時には充電需要に対する電源供給源が不足することが想定されるが対策が十分ではない
・普及が著しい電動自転車用バッテリーを有効利用する非常用電源を開発し発災直後の電源不足による混乱を解消する

防災におけるサイバシの特長

・ガソリンや乾電池を備蓄しておくためには定期的に状態の確認が必要であるが、本製品ではメンテナンスの必要性はない
・費用対効果が高くより多くの場所、人々に電源供給することが可能である
・排気ガス、騒音が発生しないため室内で安全・快適に使用できる

使用用途および適用場所の提案

・防災資機材、避難場所備蓄として設備する
・小学校、幼稚園、保育所、公民館、図書館、体育館等の避難場所、市営駐輪場、消防屯所、市有車両、マンション、集会所、商業施設、駅施設等が効果的な配置場所として考えられる